睡眠障害の予防対策

介護士の夜勤での悩みで多いのが、睡眠障害になることです。昼夜逆転によって、思うように寝付けなくなったり、直ぐに目が覚めたりを繰り返すと疲れが取れなくなり、体調を崩してしまいます。そのような状態にならないように、工夫が必要です。夜勤明け、家に帰り睡眠をとる際は、部屋は暗くし、光の刺激を遮りましょう。

夜勤専属で、昼夜逆転での生活をする人であれば、夜勤明けの帰り際からサングラスなどを使って光を遮りながら帰宅しましょう。寝つきを良くし、質の良い睡眠を得るため、室温や寝具の工夫も大切です。アイマスクや耳栓、お気に入りのアロマや加湿器など、自分なりのリラックスグッズを見つけるのも効果的な睡眠障害対策の一つと言えます。

また、睡眠では体温が下がるタイミングで、深い眠りを得るという性質を利用し、眠る1時間前に入浴して、体温を上げて下がるタイミングで眠りにつく方法もあります。更に寝る前は、スマホやパソコンの使用を止め、光の刺激を避けましょう。夜勤前は、睡眠を十分にとり生活リズムをできるだけ保つことも必要です。寝だめをする人もいますが、寝だめは心身の不調に繋がる場合もあります。

また、夜勤前は胃腸に負担のかからない軽めの食事を心掛け、寝つきが悪くなるカフェインやアルコールは控えましょう。夜勤専属の人であれば、逆転生活を徹底させることで、生活のリズムをつけます。夜勤専属でない場合は、夜勤前と夜勤明けに、2~3時間ずつ仮眠をとり、夜勤中の仮眠もしっかりとりましょう。睡眠は心身の健康を保つため、重要ですので、工夫をしながら質の良い睡眠を心掛けるのが大切です。